大分中央ロータリークラブ

2025/3/4 会長の時間

2025/3/4 会長の時間

ー不易流行(ふえきりゅうこう)ー臆することなく挑戦しよう!

 本日は私の職業奉仕でもあります防災についてお話致します。
 以前、消火器・避難器具についてお話しましたが、皆さんに最も身近な消防設備「住宅用火災警報器」についてお話します。2004年に消防法の改正がおこなわれ、戸建てを含めすべての住宅において住宅用火災警報器(火災報知器)を設置することが義務となりました。
 住宅用火災警報器が義務化された背景には、逃げ遅れによる死者数の多さが1つの要因としてありました。火災による全体の死者数のうち46.9%が逃げ遅れであったと発表しています。住宅用火災警報器の設置が義務化された当初は、この数字がもっと多かったとされています。当時アメリカでは既に義務化されており、一定の効果が見られたので日本にも導入した経緯があります。
 感知器の種類としては煙を感知して作動する煙式。熱を感知して作動する熱式があります。この使い分けは寝室や階段の上部等は煙式。台所やリビングは熱式を取付けることになります。設置義務な部屋は寝室、子供部屋、階段部分となります。台所やリビングは設置義務はありませんが、備えあれば憂いなしと言うことで熱式を取り付けるのをお勧めします。
 普段特に気にすることはありませんが、お部屋でバルサンを焚いたり、真下で魚を焼いたり、加湿器を使用すると誤作動を起こすことがあります。誤作動が起きた場合はボタンを押すか、紐が付いている場合は紐を引っ張れば止まります。その後、換気を行ってください。
 また、電池の寿命は約10年です。電池が弱ると電池切れのサイン、又はブザーが鳴るので電池の交換をするか本体の交換をして下さい。電池は私達専門業者しか扱っていませんので、意外と本体交換するのと値段は変わりません。よって本体交換をお勧めします。今一度自宅の防災設備を点検してみてはどうでしょうか。