大分中央ロータリークラブ

2024/5/21 会長の時間

2024/5/21 会長の時間

クラブの発展・充実を目指そう

 本日は、久々に建設関係のお話をさせていただきます。内容は、建設機械の名称についてです。
 まずは、皆様ご存じブルドーザーです。ブルドーザーはこの写真に示すように、ブレード、クローラー、運転席、リッパー等から構成されています。
 このブルドーザーはぬかるみ等の湿地帯で使用できるブルドーザーで湿地ブルドーザーといいます。こちらの写真は普通のブルドーザーのクローラーです。そしてこちらの写真は湿地タイプのブルドーザーのクローラーです。

 何が違うかというと、湿地タイプのクローラーは地面に設置する面積が広くなっています。ここに示す式(接地圧=ブルドーザーの重量/クローラーの設置面積)が示す通り、設置面積を大きくすることによって接地圧を小さくし、湿地帯でも動けるようになっているのです。
 ちなみにクローラーという言い方は皆様にはなじみがないかもしれません。皆様はキャタピラーという言い方の方が分かりやすいと思います。このキャタピラーという名称はアメリカのキャタピラー社の登録商標名です。
 次にバックホウについて説明します。この写真は一般的なバックホウですが、皆さんにとってはユンボという言い方の方がなじみ深いかもしれません。このバックホウにはいろいろな名前の使い方が存在しています。バックホウ:主に行政で使用されている名称、ユンボ:レンタルのニッケンの登録商標、油圧ショベル:建設業界内での呼び名、ショベルカー:マスコミが使う名称などがあります。皆様ご存じでしたか?
 次はパワーショベルです。パワーショベルはバックホウのバケットを反対向きに取り付けたもので、この写真の通り上向きに土砂を削る構造になっています。
 次はクラムシェルです。これも突端のジグをクラムシェルに取り換えただけです。形を見ていただくと、2枚貝の殻を開けたり閉じたりするような構造になっています。2枚貝のことをクラム、貝殻をシェルと言うことからこのような名前になっています。
 最後にトラックについて説明します。ここに挙げているようにトラックには様々な種類があります。これはトラッククレーンです。トラックにクレーンが付いているのでトラッククレーンといいます。こちらは皆様もよく見ると思いますが、ユニック車です。これもトラッククレーンの一種です。
 これは皆様もよくご存じの生コン車です。生コン車の正式名称はトラックアジテータ車といいます。トラックにアジテータが付いているからです。
 こちらはダンプトラックです。こちらにお写真に示す通り名前の由来はトラックにダンプが付いているからです。
 以上、建設機械のミニ知識について本日はお話しさせていただきました。