
ー不易流行(ふえきりゅうこう)ー臆することなく挑戦しよう!
今月のロータリー月間は「水と衛生月間」であります。ロータリー財団の7つの重点目標の1つとされ、2014年10月RI理事会にて承認されました。その背景は安全な水の提供衛生設備や衛生状況の改善。持続可能な水設備と衛生設備の設置、資金調達、管理を地域住民が行って行く為の能力向上。専門的職業人を育てるための奨学金支援等を行う等が含まれます。
SDGs(持続可能な開発目標)では2030年までに世界が達成すべき目標の1つとして、全ての人が安全で安価な飲み水を入手できることが揚げられています。また、3月22日は国連が定めた「世界水の日」です。世界中で様々な催しやキャンペーンが行われています。
では、水の安定供給について掘り下げてみたいと思います。安全に管理された水を利用できる人は世界で58億人。全体の4分の3にあたります。安全な水だが水汲みに時間が掛かるや池の水など不衛生な水、川の水を利用している人は22億人。4分の1の方々が何らかの形で水を利用できない状況です。
水汲みに関しては女性がする仕事としている地域が多く、水汲みの為1日4時間費やし、その影響で教育が受けられな
い、仕事ができない、余暇が失われる等、不利な立場にあります。
衛生面ではバラック小屋に男女共用のトイレを使用している所も多いです。その為犯罪や、暴行、怪我など被害を受けることもあります。また、不衛生である為下痢や嘔吐、感染症にかかることもあります。その為世界では5歳未満の子供が1日に1000人亡くなっているそうです。
こんな状況を踏まえ、私たちにできることはまず「当たり前を感謝する」。そして「世界の現状を知る」ことだと思います。ロータリーのスケールメリットを生かして、ロータリアンとしてできることを考えてみてはどうでしょうか。
