
ー不易流行(ふえきりゅうこう)ー臆することなく挑戦しよう!
本日は2月のロータリー月間であります、平和構築と紛争予防についてお話しします。
これはロータリーの7つの重点分野にも含まれています。この目的は人道的奉仕団体であるロータリーは、「平和の推進」はロータリーの使命のいしずえであると考えています。ロータリーは、平和を末長く維持できる環境を築くための平和構築と紛争予防の取り組みを支援し、持続可能・測定可能な 平和プログラムに投資しています。
ロータリークラブは地区補助金やグローバル補助金を使った物資の支援、人道支援、平和フェローの育成等を行って紛争解決を行っています。現在世界では7つの地域で紛争や戦争がおきています。記憶の新しい所では、ロシアによるウクライナ侵攻ではないでしょうか。ロータリーはウクライナに対して様々な支援を行うと共に、ローターアクトも自主的に様々な支援を行っています。
ところが、昨年の決議審議会である決議が採択されました。ロシアが軍事侵攻した翌日、国際ロータリーは声明を発
表しました。しかし、それはRI定款に違反する行為だということです。簡単に言うと、物資や人道的な支援は当然行うべきだが、ロータリーは政治的宗教、政策について口を出してはいけないことになっています。今後はこういった事の無いよう、要請したとのことです。
次に戦争によって差別を受けた例があります。アメリカの俳優であり、日系アメリカ人のジョージ武井さんは幼少期の頃ロサンゼルスに住んでいました。ところが日本軍による真珠湾攻撃を機に、日本人は酷いことをする人種だと差別を受けました。ジョージ武井さんは生まれも育ちもアメリカで、れっきとしたアメリカ人です。そのうち市民の差別意識が強まり、大統領令で西海岸から日系人を立ち退かせる権限を軍に与え、強制収容されました。その後終戦を迎え、開放されました。
ジョージ武井さんの父はこう言います。アメリカの民主主義は世界で一番優れているが、参加型の民主主義は支える人民次第であるからこそ弱点もある。その失敗例が日系人の強制収容だった。真珠湾攻撃を受けて、民意は日本に対して怒りを覚え差別した。そして政治をも動かしたということ。攻撃したことは間違いないが、関係の無い人を強制収監した。後にアメリカは間違っていたことを謝罪し、賠償金を支払いました。
平和を維持し、どの様に紛争を解決し、無くしていくか。遠い国の話かもしれませんが、少し考えてみてはどうでしょうか。
