先日の2000回例会には多くの皆さんにお集りいただき、無事100%達成することができました。本当にありがとうございました。
本日の会長の時間ですが、12月のロータリー月間でもあります「疾病との闘い」についてお話します。
世界中には数百万人が病気で苦しみ、貧困を強いられています。私達ロータリークラブは命に係わる病気の蔓延を防ぐため予防の徹底、医療従事者の研修、病気や衛生習慣に関する市民への指導など、世界で毎日数百ものプロジェクトを実施しています。主に取組んでいる疾病はマラリア、HIV、アルツハイマー、多発性硬化症、糖尿病、ポリオ等人を苦しめる病気の予防や治療の支援に当たってます。
特に取り組みの中で馴染み深いのは、ポリオ撲滅です。ポリオ(小児麻痺)は全世界で蔓延した伝染病で、日本でも多くの感染者がいました。しかし1980年を最後に、新規の感染者は報告されていません。現在では全世界で99.9%減っていますが、撲滅には至っておりません。発生地はアフガニスタン、パキスタンですが、特にパキスタンでは2年前にあと一歩まで来ましたが、首都イスラマバードで16年ぶりに患者が確認され、増加傾向にあります。発生源は下水等からで、不衛生なスラム街に集中しています。私達ロータリアンは医療機器の支援、病院の建設、伝染病の予防、医療従事者の研修(VTT職業研修)等グローバル補助金を活用して支援を行っています。
誰にとっても「健康であること」は何より大切。でも、基本医療を受けられない人は世界で4億人と言われています。質の高い医療を受ける権利はすべての人にあると、私たちは信じています。