ー不易流行(ふえきりゅうこう)ー臆することなく挑戦しよう!
本日は月見笑談会ということで、人数は少なめですがお集りいただき、ありがとうございます。
今日の会長の時間は月見例会にちなんで、月見についてお話したいと思います。
お月見とは旧暦の8月15日に月を鑑賞する行事で、この日の月は「中秋の名月」「十五夜」「芋名月」と呼ばれます。お月見の日には、おだんごやお餅、ススキ、サトイモなどをお供えして月を眺めます。
ここで旧暦という言葉が出てきましたが、旧暦とは月齢を指します。月齢は新月から新月までの周期(29.5日)を1ヶ月としています。これを1年で計算すると29.5ヵ月=354日であり、現在の太陽暦より11日短いことになります。そうなると、15年後辺りには8月に真冬が来ることになります。そのずれを調整するため閏月(1年が13カ月)という年を3年に11回入れることによって調整していました。閏月は3月の次で、閏3月(うるうさんざ)といわれていました。
ちなみに今年の8月15日は太陽暦でいうと9月17日になります。更に今年は3年に1回の閏月の歳だそうです。
さて、月見の風習も様々です。中秋の名月が里芋の収穫祭に当たる。ススキをお供えし家の軒に吊るしておくと1年間病気をしない。南九州では綱引きをする。日本版ハロウィンともいうべき「お月見どろぼう」と言われる風習。これは子供がお供えしている団子を盗み食いするのですが、多く盗まれた方が縁起が良いとされています。また、団子の数は旧暦の月数というのが一般的で、平年は12個。閏月のある年は13個。今年は閏月があるので13個お供えすることになります。
忙しい毎日ですが、お月見をしながら美味しいおつまみと酒をお供に、満点の星空を眺めてみてはどうでしょうか。